不便が楽しい。
てんがいなくなってつくづく思うのは、てんと暮らして大変な事もあったけど、どこへ行くのも一緒で外食など14年間出来なかったけど、それでも不便が楽しかったんだということ。
先日、オットと二人で買い物に行った時、お昼近くなってしまったのでケンタッキーを買って帰った。
で、買ってから気が付いた。
そう、もうてんがいないんだからどこででも食事は出来るんだ。
ファストフードだって店内で食べられるし、ファミレスだって入れる。
廻るお寿司屋さんだっていい。
そう二人で言い合って笑った後、ふたりでやっぱり言う事は同じ。
てんがいないとつまらないねぇ〜。
どんな所へ行けたっててんがいないのではつまらない。
どこへ行くのも一緒だったあいつがいなくちゃ何が出来たってつまらない。
買い物に行って二人で交代でお店を見に行ったり、その間、てんは外で入りたそうに待ってたり。
お店大好きだったてんだからいつも一緒に入りたがったけど、大抵の所はダメだったので一緒に行ってもてんは外で残念そうに待っている。
時々、アウトレットモールに行くとそこはてんも入れるお店が結構あったので抱いて入るんだけど、6Kg以上のてんをズッと抱いて店内を見ているのはとっても疲れちゃうので結局すぐに出ちゃう事になる。
そんな買い物ばかりでゆっくり見られないなって思っていて、今はどこへ行ってもゆっくり見られるけど全然ゆっくりする気になれない。
お店から出てもそこには待っていてくれる奴がいないんだよね。
あぁ、つまらないなぁ。